Newsletter | December 2015, Issue 3
	企業一般
	ハンアンドカンパニーによる漢拏ビステオン買収
	2015年6月9日付でハンアンドカンパニーは、ハンアンドコーオートホールディングスを通じて韓国タイヤ株式会社とともに、ビステオンコーポレーションが保有していた(旧)漢拏ビステオン株式会社(現在の社名はハンオンシステム株式会社)の持分の全部(発行済株式総数の約70%)を引き受ける取引を完了しました。
	本件取引は、株式売買代金の総額が約3兆8000億ウォンに及び、国内市場において取引時点基準で歴代最大規模の私募ファンドのbuy-out取引であった点で大きな意味があります。また、対象会社が国内の有価証券市場上場会社であり、売渡人も米国の上場会社であったため、各国の会社法及び証券関連の規制及び規定を同時に検討・考慮しなければならず、また各国の取引慣行等との調和が必要であったことから、法律コンサルタントの高い独創性と創造力が求められ、その意味の大きい事案であったといえます。
	当所は、ハンアンドカンパニーを代理し、本件に関連する総合的なリーガルサービスを提供しました。特に、M&A、資本市場、私募投資、公正取引、買収ファイナンス及び租税専門グループ所属の弁護士が本件取引構造の初期の段階から参加して諸般の法律問題を検討し、効果的な解決方法を提供することによって、国内で前例のない取引を成功させることができました。
	特に、当所では、対象会社に対する実査及び全世界14ヶ国にまたがって所在する対象会社の子会社に対する実査のための現地法務法人との協業、株式引受契約書の交渉、韓国タイヤとの共同投資構造の交渉、国内外の貸主団との買収ファイナンス及び海外の私募ファンド投資家との交渉、4ヶ国でのグローバル企業結合申告等を、予定されたスケジュール通り迅速かつ首尾よく遂行し、本件取引を完了させました。
	メインページ一覧