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Newsletter | July 2016, Issue 2
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国際仲裁・訴訟
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海外の船舶部品供給契約上の部品の瑕疵に関する紛争を争った大韓商事仲裁院の国際仲裁で勝訴
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当事務所の国際仲裁・訴訟専門グループは、海外の船舶部品供給企業を代理し、供給部品の瑕疵に対する損害に関連した大韓商事仲裁院の国際仲裁で勝訴しました。仲裁判定部は米国国籍の仲裁人1人で構成され、準拠法は韓国法、仲裁地はソウルでした。
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本件において、海外企業は顧客が指定した仕様に従って部品をデザイン、製作、供給しましたが、当該部品が船舶に装着された後に実施された船舶の性能試験で、当該部品は全く違う仕様で製作されるべきであったという事実が明らかになりました。そのため顧客は、部品製作供給契約上の一般的な製品の品質保証条項を根拠として、海外企業は部品をデザイン、製作する際に、顧客が指定した仕様が適当であるかを確認し、適当でない場合は適切に調整する義務があり、最低でも仕様の誤差を念頭に置いて部品をデザインしなければならないと主張し、損害賠償を請求しました。
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当事務所の国際仲裁・訴訟専門グループは、海外企業と当該分野の海外専門家との集中的かつ深い議論を通じて、当該部品の技術的な特徴と船舶建造業界の実務慣行を正確に把握し、これを基に、ソウル国際仲裁センターで開かれた4日間の審理に参加し、証人尋問及び弁論を行いました。
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仲裁人は、顧客の全ての請求を排斥し、むしろ海外企業の反対申請のうち契約解約及び部品の未払代金の支払請求を認容する一方、顧客に海外企業の仲裁費用及び弁護士費用の大部分も償還させる決定を下しました。
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本件は、専門的で複雑な技術的争点が含まれた製作物供給契約の目的物の瑕疵に関する典型的な紛争で、弁護士には馴染みのない船舶部品に関する技術事項及び関連実務慣行を海外居住クライアントと専門家との協業を通じて正確に理解し、これを効果的に仲裁人に伝えた結果、勝訴判定を導き出した模範的な事例です。
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