KIM&CHANG
Newsletter | March 2016, Issue 1
企業一般
第一毛織とサムスン物産の合併
第一毛織を存続法人とし、サムスン物産を消滅法人とする系列会社間の合併において、当事務所はサムスン物産のために法律コンサルティングを提供しました。
本合併は、韓国最大の企業集団の支配構造の頂点にある大規模上場会社間の合併として、公正取引法上の循環出資(株式持合い)、資本市場法上の合併比率の決定、優先株式の処理等、複雑な法律問題が提起されただけでなく、株主間の意見対立が複数の訴訟事件に発展する等、社会的反響が大きな事案でした。
当事務所は、これまで数多くの合併取引を行った経験とノウハウを活かし、合併の事前準備、デューディリジェンス、合併契約の締結及び理事会の決議、株主総会の準備及び委任状の勧誘、開示問題の点検、債権者保護手続の履行及び株式買取請求権関連に対するコンサルティング等、合併の全過程で発生する様々な法的問題に関する総合的なコンサルティングを提供しただけでなく、合併に反対する外国ヘッジファンドとの紛争において、海外のコンサルタントと有機的に協力し、積極的に対応した結果、合併手続を成功裏に収めることができました。
本合併は、取引規模の面においても大きな意味があり、今後の韓国内の大企業集団の支配構造の改編過程において参考になるランドマークディールとして価値のある重要な取引の一つだと言えます。
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