KIM&CHANG
Newsletter | September 2014, Issue3
国際仲裁・訴訟
UNCITRAL国際仲裁及び海外エネルギー事業に関する国際仲裁で初勝訴
UNCITRAL(国連国際商取引法委員会)仲裁規則による臨時機関仲裁(ad-hoc)で勝訴
当事務所は最近、韓国法人A社が海外の売渡人を相手取って提起した仲裁事件でA社を首尾よく代理しました。
この事件は、A社が売渡人所有の会社Bを買収する過程で発生した紛争に関するもので、UNCITRAL仲裁規則に基づく臨時機関仲裁によって行われました。この事件は、(1)特定仲裁機関の支援を受けない臨時機関仲裁だったため手続が遅れる可能性が大きく、(2)準拠法が相手方国の法律なので、相当な困難が予想されました。しかし、当事務所は相手方との仲裁日程に関する合意を速やかに引き出し、現地弁護士から必要なサポートを受けて短期間に全部勝訴決定を勝ち取りました。
この事件は、特に国内企業が海外M&Aに関するUNCITRAL臨時機関仲裁で全部勝訴した最初の事例という点で意味があります。
国内企業の海外エネルギー事業関連のICC(国際商業会議所)国際仲裁で勝訴
当事務所は最近、韓国法人C社が海外法人D社を相手取って提起したエネルギー事業関連のICC国際仲裁でC社を首尾よく代理しました。
この事件は、C社がD社と締結したエネルギー関連の共同生産契約に関するもので、D社の契約上の義務違反の有無が主な争点でした。当事務所は、D社が契約上の義務に違反してC社に損害を負わせたという点を体系的に主張し、仲裁判定部はD社の契約上の義務違反とそれによる損害賠償債務を認める判定を下しました。
この事件は、海外エネルギー事業に関する国際仲裁事件を国内のローファームが代理して勝訴した最初の事例という点でその意味がさらに大きいといえます。
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